子宮

会社の健康診断で、「E」要精密検査の文字を見つけて3ヶ月。

いわゆる、子宮頸部異形成で、ガンになる前に見つかって良かったね、ってことなんだけど。

悩んだ結果、子宮全摘手術を選択した私。

手術当日の朝になっても

この選択でよかったのかなぁ…なんて思いが頭を過ぎる。

人は欲張りだなぁ。

貪欲だなぁ。

 

私の子宮にどれだけの価値があるのかと自問自答すればするほど

無価値な存在に気付かされるのに、それでも失くすのは、なんかちょっと…。

 

って、なんかちょっとなんだろう。

 

変な気持ち。

 

避妊とか、今後の検査とか、妊娠、投薬とか…。

そんなモロモロが面倒で。

面倒なことから逃げたくて、この選択をしたんだろうなぁって、振り返ると客観的に思う。

立ち向かう勇気がなかった事が正解だったと思いたいのかなぁ、あたし。

逃げを選んだときに、いつも、モヤモヤが残る。

でも

きっとこの先、この選択を心の底から「良かった」と思う日が来るような気もする。

人の心は複雑だなぁ。

って、複雑な想いを綴りたかった朝。

よくある

「女性としての機能を失った」

みたいな感情は、あんまない。

ただ、愛する人との子供を見ることができないっていう事実には心が痛む。

きっとずっと

「ごめんなさい」の想いが隣り合わせなんだろうなと予想。

 

そして

性別ってなんだろうなぁって考える時間が、増えていく予感。

経験値からしか学べない気持ちが学べたことを良しとしよう。

天気が良くて、よかった。。