日本列島「桶」の旅

温泉アイドルまみりんが、日本の温泉制覇を目指す!

知っていると得をする?旅館に泊まる作法とは?

こんばんは!温泉名人のまみりんです♡

さて、もう12月。1年早いなぁ…と振り返っていました。

実は今年の2017年、元旦は大分県別府市にある「岡本屋旅館」さんで迎えました。

地震の影響で、ずっと立ち寄り湯の営業をお休みされていた「岡本屋」さん。歴史ある旅館の名湯に一度は入りたい!ということで、大晦日から1泊、行ってまいりました。

古さは目立ちますが、丁寧なおもてなしの、静かな旅館でした。

お目当ての温泉は、評判通りの素晴らしい温泉でした。

硫黄臭と交じる、ゆずの香りは初めて嗅ぐ「冬の香り」でした。
一年間をゆっくりと振り返りながら、しっとりと長湯できる絶妙な温度。
湯上がりの身体にまとう、ほんのりとした硫黄臭がたまらなく心地よかったです。

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お正月らしいお料理は彩りも綺麗でしたし、大分の美味しいものが沢山食べられました。ボリュームもあり、大満足でした。

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また、晴天に恵まれ、部屋から初日の出を拝むことも出来ました。

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ゆっくりのんびり過ごせた上に、新年を最高のスタートにしてくれた岡本屋さんに感謝しています。

 

これだけ素晴らしい思い出をつくることができたのですが…。

旅館に泊まる「作法」について、あまりにも無知でした!

この1年間、旅館にお泊りすることが多かったので特に感じました(´;ω;`)

ビジネスホテルや、シティホテルとは違った作法が旅館にはあるのです!

今回は友人に教わり、事なきを得て最後まで気持よく送り出していただけましたが、知らなきゃ損!な【旅館編マナー】をテーマに、今回はお届けしようと思います。

 

旅館に宿泊する時に心得ておきたい7つのマナー

「おもてなし」精神があふれる旅館では、日本人らしい美しいルールがあります。
ホテルと違い、旅館では何度も仲居さんと顔を会わせます。
料理を運んでくれる時や、布団の上げ下げなど、直接お世話になることが多いのが旅館です。
人との触れ合い多い旅館で、品格のない客だと思われないように知っておきたい最低限のマナーを7つ、紹介します。

1 時間変更は必ず連絡をいれる

宿泊予約をする時に、「到着予定時間」をお伝えしていると思います。
旅館では、仲居さんが時間に合わせて、お迎えの準備をして待っているところも多いので大幅に時間がズレそうな場合は、必ず連絡を入れましょう。

お部屋の準備が出来ていない場合もありますので、予定より到着が早まりそうな場合も連絡をいれるようにしましょう。

 

2 ドレスコードを意識する

旅館のドレスコードといっても、着物を着ていかなければいけないというわけではありません。
服装に決まりはありませんが、旅館の格に見合った「身だしなみ」こそスマートな大人の条件です。
レジャーや観光の後での宿泊でも一枚上に羽織るジャケットをしのばせておいて、損はありません。

 

3 正しく靴を脱ぐ

到着すると、玄関先までスタッフさんがお迎えしてくれます。
その時は、そのまま靴を脱ぎましょう。靴の向きを直したり、背中を向けて上がらないようするのが玄関でのルールです。
靴を揃えてくれたり、しまってくれたりするので、その時に
「ありがとうございます」と一言感謝の気持をお伝えしましょう。

 

4 心付けを渡す

海外旅行だとチップを渡す…というマナーをきっちり守る日本人も、旅館で「心付け」を渡す風習に慣れていない人が多いようです。

実は私もこの「心付け」の風習を知らず、友人に教えていただきました。

金額は宿泊料金の10%程度が目安といわれていますが、気持ちをあらわす為のものなので、10%より少ない料金でも問題ありません。
宿泊料金にサービス料が含まれているから支払いをする必要はないのでは?という方も増えているようですが、「心付け」という日本人ならではの心遣いを大切にするためにも、継承していきたい習わしだと思います。

渡すタイミングとしては、お部屋に案内されてからが良いとされています。

 

5 座り位置に気をつける

お部屋に通されて、座る場所にも注意が必要です。
上座には目上の人や男性に座っていただきましょう。和室では、床の間に近い場所が上座とされています。
海外ではレディファーストで女性をエスコートしてくれますが、日本でのマナーは違います。
自分の立場に合った、座り位置に座るようにしましょう。

 

6 入浴のマナーを守る

温泉道を極めてきたので、自然と入浴マナーは身についています。
入浴者をみて「嫌だな」と不快に感じることをしないことが最大のマナーです。
まずは、かけ湯。この時も、近くにいる人にお湯がかからないように、低い位置でかけ湯する心遣いも必要でしょう。
洗い場でシャワーを利用するときも、シャワーヘッドの向きに注意して他の人にかからないようにしましょう。

タオルを浴槽につけない、髪が湯船にはいらないようにする、使用した椅子や桶はサッと流す、湯上がりは身体を浴室で拭いてからあがる…など温泉での基本ルールもしっかり守りましょう。

 

7 浴衣を美しく着る

旅館で差がつくのが、浴衣の着方です。
美しく浴衣を着こなしている姿は、誰の目にも品よく映ること間違いありません。
先ずは浴衣の丈ですが、くるぶしが隠れる程度の丈のものを選びましょう。
右側を体に巻きこみ、その上から左側を重ねて着るようにし、それぞれ端を3センチほど上げるようにすると着た時のバランスが良くなります。

旅館の帯は、兵児帯なので着崩れることも多く仕方がないのですが、腰ひもをつかうと着崩れしにくくなります。
持参して、美しく浴衣を着こなせれば、グッと差がつきます。

 

煩わしくて面倒なマナーですが、心得てポイントをおさえるだけで対応が変わってくる場合もあります。

より良い思い出をつくるためにも、和の心で接する美しさを身につけてみてはいかがでしょうか。

 

 


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