日本列島「桶」の旅

温泉アイドルまみりんが、日本の温泉制覇を目指す!

草津温泉の神髄「時間湯」を体験

草津温泉といえば!!

歴史ある千代の湯で「時間湯」を体験してきました。

「くさぁ〜つぅ〜よいとぉこ〜一度ぉは〜おぃで〜♫」と、唄いながらの湯もみも体験。

時間湯、というのは歴史ある湯治入浴法。

 時間湯とは、古くから草津温泉で行われて来た特別な形の入浴法です。概して高温の温泉に入浴する荒行的なことのみを差す様に思われておりますが、実際には体の状態によって38度から48度までの間で適切な体の状態によって温度が用いられるものです。
 また、強い酸性、特異な泉質の効能は皮膚に著しく現れるので、皮膚病に効くと言われることが多いのですが、湯治(温泉地療養)は、本来人間の持っている体の維持の本能、機能を高めるものなので、他の疾患についての効能も考えられると言えます。

時間湯オフィシャルサイトより引用

草津温泉のお湯は熱いので、しっかり入れるか、ドキドキしながらチャレンジ。

時間湯を開催している時間に合わせて、千代の湯へGO。

まずは、待合室へ。

常連さんと思われる方々が所狭しと座り込み、時間湯がはじまるのを待っています。

 

しばし、雑談。

 

「今日、初めて時間湯入るんです!」
と話しかければ、常連さんが…

  • 6歳の子供でも入れる
  • 温度はその日その日で調整してくれるから大丈夫
  • かけ湯を、たっぷりして身体を慣らしてから湯に入るのでそんなに熱く感じない
  • 湯上りは、身体をまとう温泉成分の拭き取り禁止

と、ありがたい情報をたくさん話してくれました。

 

私は、手ぬぐい一つで来てしまったので、バスタオルを1枚レンタル。

時間湯では、湯上がりにバスタオルを沢山つかう為、2枚〜3枚持参するのが良いらしいです。
(実際、時間湯を体験してバスタオル複数枚を必要とする意味が分かりました)

 

 

入浴前の準備運動!?「湯もみ」に挑戦

湯長さんと呼ばれる時間湯の指導者さんに生歌を披露してもらいながら、まずは着衣のまま「湯もみ」体験スタート。

 

女性用の小さめの板を借りましたが、それでも重いっ!

お湯をぐっと板で組み上げて、ひっくり返す。

その単純な動作が、やってみると案外難しい…。

湯しぶきが熱い…。

リズムがとれない、「ちょいなちょ〜いな」の合いの手を上手く入れられない(笑)

四苦八苦しながら、楽しんで湯もみ体験終了。

熱波と同じくらい腕がパンパンになる重労働でした。

 

いよいよ入浴準備「時間湯」初挑戦

男女別で、時間湯がはじまります。

湯長という、時間湯の指導者さんから入浴方法の流れを簡単に説明され、まずは男性からスタート。

待機中の女性脱衣所に、男性陣の「おぉー!」という大声(ちょっと不気味)が何度も聞こえてきます。

 

 

…なにしてるんだろう(^^;)

 

 

一抹の不安を感じながら、いよいよ女子の番!

一緒に入浴したのは、品のあるマダムと、10歳の女の子と、そのお母さん。

みんな常連様で、10歳の女の子も「何度も入ってるよ〜熱くないから大丈夫だよ〜」と余裕そう。

私だけが、不安を感じる中、まずは入浴前に浴室にある神棚へ参拝。

そこから、まず足に20杯のかけ湯。

桶にすくって、ひたすら湯長の指示のもと、かけ湯を繰り返す。これが熱いのよ…。

その後、頭に手ぬぐいをかぶり、そこへ30杯のかけ湯。

つい、アッツ!!と叫びそうになる、45度の温泉。

銭湯で、この温度のかけ湯が用意されていたら、クレームの嵐レベルの温度だと思われる(笑)

じゃぶじゃぶかけ湯が終わった後は、湯長の号令
「支度が宜しければ ソロソロ下がりましょう〜。」で一斉に入湯。

 

じわ〜っと、低くうなりたくなるような、ジリジリと肌を責める「あちぃ〜」を感じるも、かけ湯のせいか、我慢できないような熱さではないことにビックリ(>_<)

 

ここから時間湯スタート。

湯長の号令に対して、怪しき「おぉ〜」のかけ声を返しながら、じっくり温泉を楽しみます。

湯長「揃って三分~。」
(いわゆるスタートですね)

私「おぉ〜!!!(じーんと熱い)」

        
湯長「改正の二分~。」
(一分経過をお知らせ)

私「おぉ〜!!!(汗、じわ〜)」

 
湯長「限って一分~。」
(二分経過をお知らせ)

私「おぉ〜!!!(汗がじわじわ)」

  
湯長「チックリ御辛抱~。」
(三十秒前、あと少し!)

私「おぉ〜!!!(汗しっかり)」

 
湯長「辛抱のしどころ~。」
(十五秒前、頑張れ!)

私「おぉ〜!!!(汗タラタラ)」

 
湯長「さあ効きましたらソロソロ上がりましょう。」

私「おぉ〜!!!(汗どっぷり)」 

3分で時間湯終了。

ソロリと湯船の外へ。

お湯から上がった後こそ重要!

汗や湯を拭き取らず、そのまま脱衣所に移動し、全身をバスタオルで包み蒸しながら、休憩。

じわじわと更に汗が噴き出てきて…気持ちいいッ!これ、かなり快感!気分爽快!!

常連になるのも…納得<(_ _)>

私、この時間湯を経験してからというもの、温泉に砂時計を持参するようになりまして。

じっくり熱湯に3分入浴を心がけていますが…千代の湯さんの時間湯で経験したような爽快感はいまだかつて感じられていません。

それだけ特別な温泉&特別な入浴時間だったんだなぁ、と改めて思います。

また機会をみつけて、時間湯湯治を繰り返したいなぁ…(*^_^*)

 

 


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